プログラミング教育がなぜ小学校ではじまったの?何を勉強するの?

taako

なんでプログラミング必修化がはじまったんだよ

本記事ではこんな疑問を解決します。

  • プログラミングの授業の目的はなに?
  • なぜプログラミングが必修化になったの?
  • 小学校のプログラミングの授業ってなにをやるの?

具体的な内容は上記です。

先に結論を簡単にまとめると、下記のようになります。

AIやIotがアタリマエになる社会(Sosiety5.0)に備えて、ITに強い人財を育成しよう!

詳しく解説していきます。

そもそもプログラミングって何?

パソコンやロボットなどに与える命令の集まりを作成することです。

普段何気なく行っている作業は、プログラミングで作成されています。

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上記は、無数の命令(プログラム)によって動作しています。

詳しくは下記の記事で解説しています。

プログラミング教育がはじまる背景

解決するべき問題が2つあります。

  • IT技術の進歩によって、10年後、職業の半分がなくなっているということ
  • IT技術の進歩によって、2045年に、人が予想もつかない社会になっているということ

上記のような新しい社会をSosiety5と呼びます。解説します。

AI・Iot変わる世界』によると、世界は以下のような未来を迎えます。

年代説明
2022年ロボットの社会進出。AI介護ロボットの活躍、ロボットが買い物を代行など。
2025年AIが人の代役となる。AIによりロボットが工事現場で作業、民事調停の調停案を作成など。
2030年ヒトと機械の共存。AI教師やAI秘書。自動運転のタクシーが増加。ドローンによる配送が拡大。

また、人類の歴史は下記のように歩いていると言われています。

時代社会名説明
Sosiety1狩猟社会人々が狩りをして過ごす原始的な社会
Sosiety2農耕社会稲作技術の発達がきっかけで始まる農業社会
Sosiety3工業社会蒸気機関の発達がきっかけで始まった工業社会
Sosiety4情報社会コンピュータの発達によって始まった情報社会
Sosiety5??????何がきっかけで始まるかわからない未来の新しい社会。AIやブロックチェーン、Iotなど…。

つまり、何が起きるかわからないけど、ITによって社会が変わるだろう、ということですね。

※参考にしたサイト

プログラミング教育の目的はなに?

文部科学省のサイトにはこう書いてあります。

予測できない変化を前向きに受け止め、主体的に向き合い・関わり合い、自らの可能性を発揮し、よりよい社会と幸福な人生の創り手となるための力を子どもたちに育む学校教育の実現を目指す

小学校プログラミング教育の趣旨と
計画的な準備の必要性について
https://www.mext.go.jp/content/20200210-mxt_jogai01-100013292_01.pdf

つまり、この先の未来はどうなるかわからないけど、ITの知識を備えておこう。ということです。

学習のねらい

小学校プログラミング教育の手引によれば小学校のプログラミングの授業では、以下の3つのねらいがあるようです。

「プログラミング的思考」を育むこと

プログラムの働きやよさ、情報社会がコンピュータ等の情報技術によって支えられていることなどに気付くことができるようにするとともに、コンピュータ等を上手に活用して身近な問題を解決したり、よりよい社会を築いたりしようとする態度を育むこと

各教科等の内容を指導する中で実施する場合には、各教科等での学びをより確実なものとすること

小学校プログラミング教育の手引(第三版)
https://www.mext.go.jp/content/20200218-mxt_jogai02-100003171_002.pdf

長くてわかりにくいですね…。一つづつ説明します。

「プログラミング的思考」を育むこと

論理的思考の事です。

あくまで、プログラミング思考なので、プログラミングができるようになることではないようです。

コンピュータに意図した動作を行わせるための手順を考えるのが、プログラミング的思考です。

例)自動販売機

自動販売機は無数の命令(プログラム)によって動いています。

  • お金を入金する
  • お釣りを計算する
  • お釣りを出す
  • ジュースを出す
  • ジュースを取り込む
  • ジュースを冷やす
  • ボタンを光らせる
  • ボタンを押す
  • 売り切れの表示をする
  • 自動節電する

さらに言えば、「お金を入金する」という一つの命令も複数の命令の組み合わせで動いています。

  • 1円玉なのか、5円玉なのか、硬貨や紙幣の種類を判定する
  • 現在自動販売機に入っている金額が何円なのか計算する
  • 入金した金額が現在自動販売機の中に入金できる最大値の金額を超えていないか計算する
  • 自動販売機に入金できる金額を超過した場合、エラーメッセージを表示する
  • お釣りとして不足している金額がないか計算する(1円玉が足りない場合はワーニングメッセージを表示する)

さらに、上記の一つ一つの命令も無数の命令の組み合わせによって動いています

コンピュータも同じように、無数の命令の組み合わせから動いています。

プログラミング思考は自販機のように、命令の組み合わせによってコンピュータが動作していることを理解することを言います。

プログラムの働きやよさ、情報社会がコンピュータ等の情報技術によって・・・(中略)・・・よりよい社会を築いたりしようとする態度を育むこと

プログラミングの仕組みを知って、社会に生かそう、ということです。

子供たちがコンピュータを用いて情報を活用したり発信したりする機会が一層増えてきている一方で、その仕組みがいわゆる「ブラックボックス化」しています。

小学校プログラミング教育の手引(第三版)
https://www.mext.go.jp/content/20200218-mxt_jogai02-100003171_002.pdf

つまり、多くの子供たちにとって、コンピュータの仕組みがわからないです。

そこで、まずは子供たちがコンピュータに意図した動作をさせることを学んでもらいます。

それらの学習を通して、情報技術が日常生活のさまざまな場所で使われていることを気付いてもらいます。

それが、子供たちの人生においてコンピュータを上手に活用するために必要な基盤になります。

各教科等での学びをより確実なものとすること

つまり、授業で習ったことをプログラミングで作ってみて、理解を深めよう、ということです。

たとえば正三角形は算数の授業で、三辺の長さが等しい三角形と習います。

当然、正三角形の理解は「3つの線の長さが同じなんだ」という理解で止まってしまいます。

しかしプログラミングによって正三角形を作図しようとすると以下のように考えます。

  1. ペンを紙に下ろす
  2. 長さ100右方向に進む
  3. 角度120度左に曲がる
  4. 長さ100進む
  5. 角度120度左に曲がる
  6. 長さ100進む
  7. ペンを紙から上げる

プログラムを作成しようとすると、自然と手順の組み合わせを整理しますよね。

これにより、より深く正三角形を理解できます。

文部科学省推奨の授業に「正方形をプログラムをつかって描く」というのがあるので、下記の記事で解説しました。

学校で教えるプログラミングの授業

長くなりましたが、最後に学校の授業の内容を解説します。

文部科学省が用意している教材はたとえば以下のようなものを用意しているようです。
※基本的に各学校の理念に基づき、各学校の個性を出しつつ教育をする方針なので、確実ではないです。

  • Scratch 正多角形をプログラムを使ってかく
  • Scratch ねこから逃げるプログラムを作る
  • Viscuit たまごが割れたらひよこが出てくるプログラムを作る

映像教材テキスト教材があり、映像とテキストで授業するようです。

たとえば、こちらは正多角形をプログラムする授業のテキストです。

ちなみに、映像教材は普通にyoutubeで見れます。

Scratchの授業解説

本ブログでは、Scratchの授業をすべて解説しています。

Viscuitの解説記事

現在作成中…。

下記の記事を見ると、Viscuitで簡単なプログラムを作成することができます。

まとめ

復習すると、プログラミングを学習する理由は、

  • IT技術の進歩によって、仕事が半分消えてしまう
  • IT技術の進歩によって、どんな未来が来るかわからない

だから、ITのことを知ろう、ということです。

あくまで、プログラミング的思考を身に着けることが目的であって、プログラミングができるようになること自体は目的じゃないようですね。

ちなみに、プログラミング的思考を身に着ける最短経路はプログラミングしてみることかなーと個人的に思います。

高校生~社会人の人はWebサイトやスマホアプリを1から作ってみるとプログラミングのことがよくわかると言いますが、小学生の場合はちょっと難しいですよね。

プログラミングの勉強方法は下記で解説しているので、興味がある方はぜひ。

ご清聴ありがとうございました。

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